チャドクガの特徴
ツバキ、サザンカ、チャなどツバキ属植物の葉を食べる。幼虫は無数の毒毛をもち、触れるとかぶれる。この毒毛は、脱皮殻、繭、成虫まで受け継がれる。幼虫は風や接触などの刺激が加わると体を一斉に揺らして毒針を飛ばす。死骸や抜け殻にも毒針があり、うかつに触れるとかぶれる。天敵としてはスズメバチ類が知られている。
発生時期
4月から10月にかけて年2回発生する。
見た目の様子
幼虫は淡黄褐色で成長すると25mm程度。
成長の様子
発生初期は、いかだ状にならんで食害する。成長するにしたがって木全体に拡散する。成虫は開張25~30mm
被害が多い樹木
- ツバキ
- サザンカ
- ツバキ属植物
人への被害
幼虫は無数の毒毛をもち、触れるとかぶれる。この毒毛は、脱皮殻、繭、成虫まで受け継がれる。殺虫した後も樹木には、近寄らない方がよい。刺された場合は速やかに流水で毒液と棘を洗い流す。塗り薬は、抗ヒスタミン剤やステロイド軟膏が効果的。
駆除方法
早い段階で剪定を行うことで、風通しを良くしておき、卵塊を見つけたら葉ごと切除する。幼齢時に枝ごと除去する。捕殺作業の際はゴム手袋をはめる。トレボン乳剤(1000倍)、スミチオン乳剤(1000倍)、オルトラン水和剤(1000倍)を散布する。