クチナシ大好物オオスカシバ

オオスカスバ幼虫 よく見かける虫たち

オオスカシバ 成虫

成虫

オオスカスバ幼虫

幼虫

虫の名の特徴

チョウ目スズメガ科に属する蛾の一種
オオスカシバの成虫はさまざまな花で蜜を吸うが、幼虫はクチナシの葉や花芽が大好物。

別名

蛹は冬眠中に音で敵の有無等を察知し、体をクネクネと動かす事から、「ニシドッチ(西どっち?)」の別称を持つ

発生時期

成虫は年に1 – 2回、夏に発生する。

見た目の様子

うぐいす色の太い胴体を持ち、腹部は黒と赤の横縞がある。腹面は白い。「透かし翅」という名のとおり、透き通った羽を持っている。成虫は吸蜜の際にホバリングする。成虫は全長6cm前後だが、幼虫は、10cm以上の大きさになることがある。幼虫の体色は黄緑色で、体側面には黒と橙の点が等間隔にある。縦に線がある。1本の尾角をもつ。

成長の様子

黄緑色な色鮮やかな体毛で、蛾ではあるが、昼に活動する。
飛行は機敏で、ホバリングをしながら花の蜜を吸う。幼虫は地上に降りて、土の中に潜って蛹となり、成虫へと変化する。

被害が多い樹木

アカネ科のクチナシ、アカミズキ、スイカズラ科のツキヌキニンドウなど

人への被害

無害

駆除方法

トレボン乳剤(1000倍)、スミチオン乳剤(1000倍)オルトラン水和剤(1000倍)を散布する。